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4/2土曜日
![]() 本当は、人数を集めて何か独自にと思っていたんだけど、ボランティア要請が各区に設置されたボランティアセンターに集まっていて、さらにそこに集まってくるボランティアに振り分けられるということなので、それならそこに協力した方が確実だろうと思い、とりあえずは一人で参加。 まずは近場である同じ宮城野区の災害ボランティアセンターへ。ボランティアの移動手段に使えるならと思い、車で行くことにした。 朝の9時少し前に到着して、応募用紙に名前や住所などを記入。何かあった場合のために自動的にボランティア保険にも加入することになる。費用は仙台市持ち。ボランティアに参加すると、そのための移動手段として公共交通機関も4/30まで無料らしい。 次に、イスが並べられた待機場所で依頼を待つ。そこに座っているのはおおよそ150人くらい。そこにボランティアセンターのスタッフが「蒲生地区に男性5名の依頼がありました。行っていただける方」というように募集し、行きたい人が手を挙げて選ばれるというシステム。これをマッチングというらしい。 しかし、その依頼が次から次へとやってくるのではなく、なんだかやたらと待たされる。来たと思ったら、「昨日、蒲生地区へ行っていただいた方」というような募集だったりして、新規のボランティアにはなかなか活動機会が巡ってこない。 30分が過ぎ、1時間が過ぎる。時間が無駄で仕方ない。依頼が少ないのかも知れない。それなら別のボランティアセンター、例えば、被害が大きかった若林区や塩釜市に行ってみようかと思い始めた頃、「車を出していただける方」という募集があって、そこに行くことになった。この時、既に11時30分。センターに来てから1時間半後だった。 車二台、男10人のチームで津波の被害にあった個人宅へ。依頼内容は「住宅内の泥出し」ということで、スコップ10本を持って行ったが、まずは家財道具を外に出さなければならない。 洋服タンスや茶箪笥、オルガンなどの大きなものから、その中に入っていた濡れた洋服などもビニールに入れ、あらゆるものを外に出す。 家の人に、これをどうするのかと聞いてみたところ、もうみんな捨ててしまうことにしたという。7〜80m先の公園が災害ゴミの収集先になっているので、それなら運びますよと言うと、「そこまでやって貰えると助かります」と、なんだか妙に喜ばれる。 大きな家具などはエッサホイサとみんなで運び、小さなゴミはまとめて、もう一台の車がワンボックスだったので、中にブルーシートを敷いて乗せては運ぶを繰り返し、3時間後には全て運び終えることが出来た。 それから今度は家の中の泥出し。流されて溜まった泥を外に出す。出し終わったのがこの写真。(許可をもらって撮影) ![]() ここから掃除をしようと思ったが、話を聞いてみると、家の中もリフォームする予定になっているというので、ここで終了とさせてもらった。 このお宅は、80を過ぎた老夫婦と、その息子ひとりという家族構成。息子さんは仕事の関係でなかなか家のことは出来ない。妹夫婦が手伝いには来ていたが、ボランティアがいなければ最後までできたかどうかと非常に喜んでもらえた。帰りにはお礼にと団子までお土産にもらってしまった。 話を聞くと、隣の家が先にボランティアを頼んで片付けたのを見て、連絡先を聞いて依頼したらしい。それが一昨日の話。しかしその時、「50人待ちなので、いつになるかわかりません」と言われたという。 さらに、ゴミ捨てまで頼めるかと聞くと、「家財道具は外に出すだけで、ゴミ捨てまではしません」と言われたらしい。だから、ボクたちが「ゴミ捨てまでします」と言ったときに妙に喜んでいたわけだ。 しかし、50人待ち、いつになるかわからないってどういう事だろう。ボランティアセンターにはあんなに人がいたし、ボクたちは1時間半も待たされたわけだ。 災害ボランティアセンターに帰ってから、スタッフにいろいろと質問してみた。確かに、依頼は溜まっているという。しかし、この日出動したチームは十数チーム。結局ボランティアに行けず、そのまま帰った人も何十人かいたという。 「移動の手段がないんです」 センター内には自転車が5〜60台は置かれているが、被害が大きかった地域はこのセンターから離れた海沿い。車で移動しなければならない場所だと、保有している車が限られているので、派遣できる人数も限られてしまう。 それならボクたちのように車で来た人を有効に使うとか、出来れば車で来て欲しいというアナウンスをすれば良いじゃないかと言うと、一輪車を積む必要性が出てくると、乗用車は使えない、なんて言う。 さらに、活動中に災害ゴミ集積所の近辺で、ゴミ捨てに来た人たちに災害ボランティアについて話すと、ほとんどの人が知らなかったという。 地デジでは「災害ボランティア要請 宮城野区 電話000-000-0000」というように流れたりするが、それを見て電話をする人はそれほど多くないのだろう。 「何度か避難所でチラシを配ったりはしてるんですが…」 と、そのスタッフは言うが、知られていないのでは仕方がない。 それなら、集まってくれたボランティアにチラシ配りも頼めば良いじゃないかと言うと、「俺たちはチラシ配りに来たんじゃないって言われるので…」なんて言う。重要性を説明すればいいじゃないか。 地震から日数が経って依頼が減ってきていると言うが、まだまだ依頼したいという家はあるはずだ。 なので、それならボクがチラシ配りをやりますよと言うと、「はぁ」とやる気が無くなる気のない返事。 もうひとつ、なぜあんなに待たされたのか聞いてみると、「スタッフもボランティアなので、同じく9時から活動なんです」なんて言う。口には出さなかったけど、それくらいなんとかしろよ。「ボランティアなので」っていうのは言い訳にならない。 それと最後に、スタッフがてきぱき動いているように見えない。依頼が溜まっていながら、少しでもそれをこなそうという気持ちが見えてこない。 移動手段の問題も、一輪車の問題も、頭を使えばなんとかなるはず。 例えば、ボランティア希望者で車で来た人を中心に5人ずつのチームをつくっていくとか、一輪車も、トラック一台で配って回って、回収すれば効率的なはず。 まぁ、ボクが話したスタッフがそういう人だったのかも知れないけど、センター全体にそんな空気は流れていた。ボクの意見もスルーされたんだろうな。 ちょっと嫌なことを書いてしまったけど、ボランティア希望者は少しでも力になりたい、なんでもやるという気持ちで参加しています。この日のメンバーも、誰ひとり文句を言わなかったし、泥まみれになる覚悟で、そんな格好で来ている。 東京に単身赴任中で、土日に帰ってきてボランティアに参加してる人もいるし、電車やバスを何回も乗り継いで遠くから来た学生や、他県からの泊まり込み組みもいる。 そして、津波の被害にあって困っている人がまだまだいる。それをつなぐ場所がこれではダメだろう。 もちろん、センターのスタッフも同じ気持ちを持っているのだろうが、運営にばっかり気が行っているんじゃないだろうか。 ゴミ捨ての件だって、確かにゴミ集積所が遠くにあれば、何人で行っても大変ということになりかねないけど、ボクたちの場合はなんら問題はなかった。それをなぜ杓子定規で「家の外まで」なんて言ってしまうのか。 ボクは週に2日くらいは時間を作ってボランティアに参加しようと思っていたし、何か力になりたいという気持ちに変わりはないけど、少なくともこの災害ボランティアセンターの人達に指示を受けて動きたいとはもう思わない。 本当に残念だ。 このブログには明るい話題、希望の持てる話題を載せたいと思っているけど、こんな現実もあります。嫌な気持ちになってしまった方、申し訳ありません。 by kozou_17 | 2011-04-04 11:55
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